大学生で初めての一人暮らし~憧れの東京ライフ

念願の一人暮らしを過保護なままスタートさせた大学1年生女子のブログ

一人の寂しさ、二人の寂しさ

夫は人づきあいが苦手な人でした。家でも無愛想で口数も少なく、でもそれが私たちの日常でした。私自身、明るく社交的な人と一緒にいるよりも夫のような寡黙な人と一緒にいるほうが落ち着きました。私たちはあっている。きっと夫も同じように私のことを思っていてくれているはずと信じて疑いませんでした。

最初に気になったのは携帯電話。これまで帰宅後は充電器にささりっぱなしであった携帯電話を肌身離さず持ち歩くようになりました。お風呂にもトイレにも必ず持っていき、忘れると取りに戻ってくるほどでした。それでも私は大事な仕事があるのだと思うようにして疑わないよう心掛けました。

そのうち夫はよく話しかけてくるようになりました。何でもない今までだったら口にしなかったような他愛のないおしゃべりが多くなり、よく笑うようになりました。

外の付き合いなどほとんどなかった夫の外出が、週に1度、多い時は一日おきに外出しました。最初の外泊までには、いくら鈍感な私でも女の人の影に気づきました。
仕事を口実に当たり前のように外泊する夫にどう対処すればいいのか、しばらく考えました。外泊中は一人の家で色々な事を想像し、怒ったり泣いたりしながら過ごしました。人とのコミュニケーションが苦手な夫が明るく社交的になったのを喜ぶべきなのか。今釘を刺してしまったらもとの暗い性格に戻って笑わなくなってしまうかもしれない。私の思考はどんどんおかしくなっていきました。結局何も問い詰めることができないまま二か月がたちました。

最初は私にばれないようにと細心の注意をはらっていたはずなのに、私の態度にあぐらをかいた夫は私の目の前で私との会話中にもメールのやりとりをするようになりました。会話を中断され満面の笑みで携帯電話を触っている夫を見ていると涙がでてきました。一度でたら止まらなくなり、今まで家になかったファッション雑誌が家にある事や、一度家を出たのにわざわざ香水をつけに帰ってきた事など思い出し、夫がひくくらい泣きました。

これまで離婚を考えなかった訳ではありません。ずるい私は一人になる寂しさが怖くて、それだけは避けようと考えていました。けれど夫を目の前に泣いた時、一緒にいる寂しさを知りました。自分の思う人の気持ちが他を向いてる寂しさに比べたら、一人の寂しさのほうが我慢できるように思いました。私は離婚しました。もう何年もたちますが、あの時以上の寂しさを味わったことはありません。

それにしても、あっさり離婚してもったいない、慰謝料とれたのにと親友に言われます。彼女も同じような理由で離婚してるんですが、探偵事務所使って書庫写真までとったらしい。


探偵事務所に浮気調査以来した体験談【府中市在住】


彼女の夫の場合は、お互いの地元でもある、府中での不倫。あまりにも大胆なのでびっくりしたとか。でも証拠をつきつけて、数百万とれたそうだから、私もやっておけばよかったかなと少し後悔しています。